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    ジモモ フランクフルト
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    犬身売買 (2)

    イヤな予感は、それなりの確率でイヤな結果をもたらす。
    そう、当たるものなのだ。


    イヤなピンボケ写真とイヤイヤ書いたとしか思えないテキストにイヤな感じで引かれる自分。
    もし、その旅にタイトルをつけるとするなら「先住犬の誕生祝いツアー」「週末慰安旅行」、または「子犬の家族とふれあい紀行」といったところか。


    先住犬の名はラク。

    ラクは幸せな環境で生まれた。
    飼い主なら一度は抱く「ペットの子供が見たい」願望。
    大抵はそこで諦めるのだが、それを実現した若いドイツ人カップルがフランクフルト近郊にいた。

    「フツ―の人によるフツ―のメス犬のフツ―の出産」でこの世に生を受けた子犬は五匹。
    募集広告には愛情あふれる何枚もの画像と犬たちの様子がよくわかるテキスト、庭があること・フルタイムで仕事をしていないことなど、受け入れ先に求める条件が添えられていて、誠実さが十分に伝わってきた。

    実際に会いに行くと、子犬の世話で寝不足になり、目を腫らした二人が笑顔で迎えてくれた。
    しかも母乳が必要な間、つまり八週間が過ぎるまで、いつでも、何度でも子犬に会いに来てよいと言う。

    おかげで、一番かわいい時期のラクと、たっぷり遊ぶことができた。

    そしてこの経験が「子犬の家族とのふれあい紀行」を妄想させた。
    ピンボケ画像も、極端に短いテキストも、旧東ドイツの飾らない、田舎の人たちだからなのだろう、とも。


    胸騒ぎのファーストコンタクトから数日。
    突然、相手が動き出した。

    「来るのか?」
    ぶっきらぼうなメールが何通か届く。
    「行くとすれば正確な住所が知りたい」と伝え、届いた住所を検索してみたが、見つからない。

    グーグルが把握できないほどの田舎なのか。
    「チェコの国境沿いだ」という。


    …とりあえず行ってみるか。


    ワタシの悪い癖である。





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    ジモモ フランクフルト

    犬身売買 (1)

    2015/10/10(土) 06:39:56 動物 THEME:柴犬 (ジャンル : ペット EDIT
    ドイツで犬猫を手に入れるには三つの方法がある。

    ①ブリーダーから
    ②動物保護センターから
    ③個人から

    ③は通称「趣味のブリーダー」。
    プロフェッショナルである①に対して95%のおかしみと5%の卑下が込められた呼び方だ。


    ここ半年ほど、布団の中で「もしもう一匹いたら」と妄想しながら、里犬募集ページやら
    子犬情報サイトやらを巡っているうちに寝落ちするというのが習慣になっていた。

    それというのも、自分にとって四匹目の犬「ラク」が、看板犬として店に頻繁に出勤するあまり
    犬らしく過ごせる時間が少ないのが気にかかっていたからである。

    子犬というものはそれだけで実に可愛らしい生きものなのだが
    とりわけ①②③が愛情をこめて見つめ、シャッターを切った一枚は、どれもよい「作品」だった。

    その中で、夏の終わりを感じる頃、今どきめずらしい「ピンボケ写真」を見つけた。


    ①②③とも、普通、「作品」には熱く語ったコメントが添えられている。

    とりわけ②は熱い。
    その犬が施設に入ったいきさつから、性格、気質、ふさわしい条件など、いいことと同じだけ
    時にはそれ以上に、そうでないことも明確に記述されている。

    「毎日、三時間は散歩に連れて行ってください」
    「子供のいる家庭には向きません」
    「広い庭つきの家屋に限定します」
    「まだまだ教育が必要です」
    「ハンディキャップがあります」
    「もう14歳ですが、元気です。終の棲家を提供してください」

    …全てはその犬ために。


    ところが、その「ピンボケ写真」には、短いテキストしかない。

    「メス、予防接種済み、スターターセットつき」

    スターターセットというのは、ペットショップ(ドイツでいうペットショップはペット用品のみを販売)が
    新米飼い主=新規のお客さんのために①②③に提供しているもので、ドイツではスタンダード。
    ペットフードのサンプルとおもちゃが入っている。


    何やら、胸騒ぎがした。



    ジモモ フランクフルト

    リフジン all the people


    おっさん化が止まらないのか、このところ、理にかなわない要求を突きつけられる度に、ジョン・レノンのimagineが脳内に流れ出す。
    中には【どこの誰が呑むんじゃ】レベルのド厚かましいものがあり「そこまでアホに見られたとすれば自分もまだまだなのだ」と身を引き締める。


    そんな折【リフジンにも道理にもくくれない話】をあひる店長から聞いた。
    あひる店長とは、オーガニックの店ディステルの現場責任者である。

    道を歩いていると▶50€札が落ちていた
    見た瞬間▶「拾ってはいけない」と思った

    ⇒ 警察に届けるのは面倒(ドイツ語でやりとりしなければならない)
    ⇒ 拾ってそのままにするのは犯罪
    ⇒ ならば、そのままにしておこう

    という経緯だったと推測する。

    …しかし、自分を含め、世の中の99.9%が【まずは拾う】のではないだろうか。


    「誰かが【いい思い】をしているのかもねえ」と静かに笑う店長の中身は、かなりの男前である。

    この【いい思い】をする方法を選ばない人物がもうひとり。
    東西ECO噺を一緒に書いてくださっている榎戸師匠だ。
    尤もこの方は、まっすぐ交番に向かう方なのだが。


    【理屈に合わない】ことを【リフジン】と仮に定義するならば、この類に限って心底リスペクトする。


    ジモモ フランクフルト

    モンカス


    【モンペ】と聞いて絣模様やら鍬が思い浮かぶのはオカン世代。
    コンニチでは【monster parents】のことである。

    その昔、センセイは絶対的存在だった。
    なので、今なら大問題になりそうなセンセイは多数いた。

    「でもしかセンセイ」も多かった。
    「先生にでもなる」もしくは「先生にしかなれない」センセイも少なくなかった。
    世襲制じみたものもあり、家族や親類縁者のセンセイ率も高かった。

    イマドキのセンセイは忙しい。
    教育という現場の作業に加えて、サラリーマン的管理社会に生き、父兄とはサービス産業並みのコミュニケーション能力が求められる。


    ▸ 【モンペ】とは、センセイ=学校に対して、自己中心的かつ理不尽な要求をする親のこと。


    一般に、ヒトはある期待を持ってモノやサービスに金銭を支払う。
    そこで期待通りの価値が得られないという判断が降臨した時、クレームという行動に出る。

    確かに「センセイがダメだから成績が上がらない」ケースもなくはなかろう。
    「評判のいいベテランのセンセイじゃないからハズレ」もあるだろう。

    ただ、検証を忘れてはならん、とワシは思う。
    親の資質と子どもの能力にも目を向けよ、と思う。


    ▸ 【他人のせいにする】は「責任を転嫁する 」 「責任を回避する」 「責任を押し付ける 」「 責任をかぶせる 」こと。


    近々、日本人の怒りの構造について講演をすることになり、まさかと思いつつ【モンカス】を調べてみたところ、やはり存在していた。
    「カス」はカスタマーである。

    日本はお客さま天国。
    いつからお客さまに対して必要以上にへりくだるようになってしまったのか。


    以前、ブログにも書いたが:

    ●「お客さまは神さまです」は「お客さま=神のようなポジションにある存在」という意味ではない
    ●したがって「神のように隅々までよく見ている存在」という意味で、決して「神のように崇めよ」ではない
    ●つまりは「何事も整理整頓、誠心誠意を怠るな」であり「無理難題もこなせ」は間違い

    である。


    無理を強いたり、 負担をさせたり、 捨て台詞を吐くような神さまなどいない。


    ジモモ フランクフルト

    丸腰商店


    ツィゴイナーヴァイゼン。
    ツィゴイネル、またはチゴイネルワイゼンと書いた方が一般的だろうか。

    ツィゴイナーとはロマ、古くはジプシーと呼ばれ、迫害を受け続けている民族。
    ヨーロッパ全域でロマに対する差別は根強く、生活、福祉、教育、職業など、あらゆる面で不利益を被り、貧困から物乞いや犯罪に走る者が多い。





    自分は人種差別撤廃を願う人権擁護派だが、くじけそうになることがある。
    プロデュースしている店がツィゴイナーに襲われた時だ。


    …イースター明けの初日も、開店早々、スタッフが彼らの巧みなトリックでレジのお金を奪われた。


    オーガニックの店に監視カメラやガードマンは似つかわしくない。
    ヒトを疑うことから始めるビジネスなど、しない方がいい。


    しかし、子どもに盗ませたり、商品だけでなくディスプレイまでなくなったり、盗んだ商品を身につけて堂々とまた来店する強者まで現れたりすると「あまりにもカモすぎるのカモ?」とココロが揺らぐ。


    …そんな時はロマの音楽でも聞いてみる。





    是が非でも、コチラの方面で身を立てていただきたい。


    ジモモ フランクフルト

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